前回のブログではManic Monday(月曜午前休み制度)やプレミアムフライデー(毎週行っている午後4時からビール片手に1週間のまとめをして5時には上がる)についてご紹介しました。

今回は、私自身の働き方についてご紹介したいと思います。

Early bird catches the worm(早起きのススメ)

まずは1週間のスケジュールを簡単にご紹介します。

まず、4:30に起床(休日を含め)、6:00過ぎに自宅を出て、会社に向かいます。自転車で約13キロ、30分程で到着。オフィスに自転車を乗り入れ、壁のフックに引っ掛けておきます。

7時前には業務開始。US本社の会社なので、7時から9時の間に会議が入ることもしばしば。

月曜:18時頃にオフィスを出ます。
火曜:14時頃からもう1社で業務。
水曜:10時頃からもう1社で業務。
木曜:16時半頃にオフィスを出てボランティア先へ(就学困難生に勉強を教える)
金曜:17時頃にオフィスを出ます。
土曜:午前中にもう1つのボランティア(難民の子供たちに勉強を教える)

朝は早いですが、その分早く帰るので、残業はほとんどしていません。

3兎を追う生活

ボランティアを始めたのは去年の10月から、もう1社で仕事を始めたのは今年の4月からです。

3箇所で仕事をしていることになります。この働き方が可能になったのは、直属の上司(アイルランド在住のアイルランド人)と日本法人社長(日本在住の日本人)の考え方や理解が大きいと思います。

左団扇は手抜きって意味?

上司はNPO法人の理事をしていますし、日本法人社長は「左団扇で仕事をする」ことがモットーで、社員の前でもそれを公言しています。決して手抜きをするということではなく、それぐらい心も体もゆとりがあった方がいい仕事ができるということです。「左団扇」状態を作り出すためには、いかに効率よく仕事をするか、常に意識して実行しないとできませんから、そんなに簡単なことではありません。でも、「左団扇」を実現すれば、イコール生産性が高いということになりますし、空いた時間に他社で働いたり、勉強会に参加したり、フラフラとあちこち遊びに行くなど、色々な角度からたくさんインプットができます。人事という仕事柄、実はこれが生命線だったりします。その中でアイデアを得ることも多いですし、自分が世の中に一番貢献できるポイントは何かも再確認できるます。強みの再発見ですね。

また、会社の中しか知らないと、井戸の深ささえもわからない「井の中の蛙」、虻蜂取らずになってしまいます。如何に視野を広げるか、インプットとアウトプット、このバランスがとても大事だと思います。

過労死予備軍から橋の手前で引き返す

でも、こう考えられるようになったのは、AdRollに入社してからです。それまでは昔でいう「モーレツ社員」(死語ですねー)で、朝早いくせに夜も遅く、オフィスの鍵を開けて鍵を閉めるという「鍵っ子」生活(これも死語か?)が長く続きました。土日もなく働いて得たものは?

何だったんでしょうね?親のおかげで体はすこぶる元気ですが、心がすり減りすべて投げ出したい気持ちになることもありました。まあ、子供たちの学費がかかるのでそういうわけにもいかず、何とか踏みとどまっていましたが・・・。ただ、子供たちも手が離れ、50歳を目の前に自分のビジネスパーソンとしての先も見えてきた時、ふと立ち止まって考えたんですよ。

「これでいいのか、俺?」

今日も明日も生きる「教育」

頭も体もそこそこ動くうちに、もうちょっと何かできないか?このままモーレツサラリーマンとして働いて定年を迎えるってありなのか?すごく考えました。これまでは自分のため、自分の家族のために働いてきましたが、それを世の中に還元すべき時じゃないのか、と。
その時思ったのが、何をもって社会貢献するか、でした。そこで得た答えは「教育」でした。国を作るのは間違いなく「教育」です。もっと言うと、これまでやってきたことを後進に伝えるのは「義務」ではないかと。だからボランティアで勉強を教えることを選んだし、スタートアップ企業で若い経営者や社員たちのサポートをする道を選択したのです。

それは決して、偉そうに「教える」のではなく、多少多く経験を積んできた者として、「寄り添う」感じに近いと思います。

メリットがあるのは内輪だけではない「左団扇」

もちろん、ダブルワークやパラレルワークをする理由は人それぞれ違うと思いまし、会社によってはフルコミットメントをして欲しいから認められない、という考え方もあるでしょう。でも、どうなんでしょう?目一杯心も体もすり減らして仕事をする社員と、余裕の中で、左団扇で仕事をする社員と、どちらが両者にとっていいのでしょうね?

多分はっきり白黒つけるのは難しいでしょうが、選択肢として用意するのはありなのではないかと思っています。それを選択した結果、どちらかの会社でのパフォーマンスが下がってしまうなら本末転倒ですが、そうでないなら「左団扇で仕事をする」選択もありなのではないでしょうか?

内側からの風で自らをあおっていく「団扇」人間

ちなみに、トム・ラス氏が書いた「ストレングス・ファインダー」でテストを受けたところ、私の強み上位5つは、Ideation(着想)、Strategic(戦略性)、Activator(活発性)、Maximizer(最上志向)、Learner(学習欲)でした。要は新しいことにどんどんチャレンジしていくことに喜びを見出すし、そういう場で一番力を発揮するタイプなんですね。
(興味がある方はこちら

上司や社長はそれを見抜いて許してくれたのかもしれません。感謝です。
私の働き方の例はあくまで一例ですが、AdRollにはこのように複数の企業で勤務する人や、在宅勤務などユニークな働き方をしている社員がたくさんいます。