男性社会のイメージを持ちがちなテクノロジー業界のエンジニアリング職ですが、AdRollではたくさんの女性エンジニアが存在し、活躍しています。
この連載ではそんな女性にスポットライトをあて紹介いたします。彼女たちのユニークなバックグラウンドやエンジニアになるまでの経緯など、仕事の内容だけでなくその女性そのものにフォーカスし話を聞きました。

※このブログ連載は、AdRoll.comの連載を翻訳したものです。
オリジナルブログ→https://blog.a…men-of-adroll(デイビッド・ローペズ著)


テクノロジー業界に入った当初、この業界の多様性の欠如、特に技術職を務める女性の少なさに私は気づいていませんでした。AdRollで働くようになってからは、私がこれまでに仕事を通じて出会った中でも最高に聡明で創造的な、そして自信に満ちた女性たちと出会い、一緒に仕事をする素晴らしい機会に恵まれています。

「連載:AdRollが誇る「テックウーマン」」を書き始めようと思ったのは、AdRollではBI、エンジニアリング、製品管理とさまざまなポジションに女性がいることを紹介するためだけではありません。その女性たちの経歴、視点、経験の多様性を通してその女性たちがどのように男性社会であるIT業界にたどり着いたのかを知りたいと思ったからです。 「Women of Stem」(https://www.womenofstem.org/)というブログサイトを運営し、IT業界で働く女性をインタビューするニターシャ・ サイエド氏に、実際にAdRollのSTEM部門で働く女性と会ってもらい、話をしてもらいました。エンジニア、政治家、会計士、人道主義者、さらにはタトゥーアーティストとさまざまな経歴をへて、最終的にSTEMというキャリアにたどり着いた女性たちです。今回は、その中から3名の「テックウーマン」をご紹介します。彼女たちのユニークで刺激的な話に耳を傾けてみましょう。

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STEMとは
Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、 Mathematics(数学)の頭文字をつなげた言葉
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コーリー・ショット(Corey Shott)

私がSTEMに至った道は少し変わっています。おばが生物学者で彼女をずっと手伝っていたことから、私は大人になったら「X -ファイル」のダナ・スカリーみたいになりたいと思っていました。
しかし高校最後の年に政治の授業を増やし、議論の組み立て方を学ぶようになりました。これまで興味を持っていた科学は暗記が多かったので、学ぶというよりも情報を消化していると感じるようになり、それが理由で関心が政治学に移りました。私は数年間に渡り環境学習団体のロビー活動を務め人々にさまざまなテーマで話をし、特定の方向性で投票するように政治家に説得を試みるということを長い間やっていました。
その後政治学のキャリアが長くなるにつれ、そのキャリアにこれ以上の魅力を感じなくなったため、女性だけを対象としたコーディングブートキャンプに参加をしてみることにしました。コーディングは私に、意欲をもう一度かき立てる力を与えてくれました。人と違った職歴を持つ私のような人間は、テクノロジー業界で、コンピューターサイエンスの学位がある人とは違った視点を持っている点で有利なのではないかと思います。

テクノロジー業界で女性が直面する問題は、政治学と同だと思います。自分の意見をはっきり言う必要があり、自分のために発言してくれる味方を見つけなければなりません。キャリアパスに関係なく、アイデアを横取りしようとする人はいまだにいます。私は自分がアドテク業界で働くことになるとは思ってもいませんでした。しかし、実際にこの業界のこの会社に入り、とても素晴らしい人たちと一緒に働けることをとても幸せに思っています。
大切なのは恐れることなく違うことを試みることです。18歳だろうと30歳だろうと、残りの人生で自分がやりたいことがわかっているはずがないのです。人生があなたをどこに連れていくのかは知りようがないのですから、いろいろなことを試すのが重要なのです。


トリュック・グエン(Truc Nguyen)

誰だって自分にどんな未来や可能性が待っているかを高校生の時に知るのは難しいですよね。店のおもちゃ売り場を見ると、女の子向けのおもちゃはどれも人形やぬいぐるみ、男の子のおもちゃは乗り物や建物かロボットと決まっています。建築やエンジニアリングの仕事は、子供の頃に生まれる固定観念により男性の仕事だと考える女子が多いのだとおもいます。私は女の子たちにもっとは早い段階から問題解決に触れる必要があると考えます。

私がまだ若く何をやりたいかはっきりしていない頃いろいろな仕事の種類に触れるのにとても苦戦しました。何らかの形で人々の力になれる仕事に就きたいことはわかっており、科学的方法やこの世界の真実を解明することにはとても興味があったので、最終的には何らかの研究者か生物学者になるのだろうと思っていました。ただ心理学と人間の行動学にも興味があったので、大学では認知科学と心理学の授業をたくさん取りました。しかし、UXデザインのコースと、人間とコンピューターのインタラクションのコースがあると知ったとき、ふと思い当たったのです。テクノロジーへの関心と人間行動への関心をひとつにつなげられるではないかと。ほとんどの人たちには、コンピューターサイエンスの学位がある人はいつもコンピューターに向かってコードを打ち込んでいる、という先入観があると思います。それは違います。私の仕事は共同作業が多く、エンジニア、プロジェクトマネージャー、製品マネージャーたちと話をする機会が常にあります。

テクノロジー分野にいることで、私は影響を与える力を手にしています。製品を開発し、出荷し、また業界によっては、世界中のたくさんの人たちの生活に触れることができます。それが信じられないくらい力になります。


アナベル・サディアス(Annabelle Thaddeus)

去年の今ごろ私はテキサス州の石油会社の経理部門で働いていました。私はテネシー州のリベラルアーツカレッジで経済学を学びました。それが、コーディングブートキャンプに参加して仕事のためにベイエリアに移ったという人と話をして、自分もやってみることに決めました。
コーディングが未経験の私にとって、それはとても怖い世界でした。子供のころインポスター症候群(詐欺師症候群※1)に悩まされた私はまだそれを発症することがあります。コンピューターサイエンスの授業を取るように促されることなど一度もなく育ったので、私には新しいことばかりでした。ソフトウェアエンジニアとして働いている女性と話をしたり、同じ課題に直面している男性の友人たちとも話をしたりして、それがとても力になっています。
現在は、AdRollの請求システムのソフトウェアエンジニアとして働いており、経理のスキルを活かせています。日々の仕事を楽しみ、会社に影響を齎せるよううな人たちと働ける事をとても幸せに思っています。大学を卒業すると、その後人生には計画された道はありません。いちど試練を味わい、大変な想いをした人たちが自らの手で彼らの人生に変化を起こし、再び幸せになるのを見るととても刺激になります。

※1 詐欺師症候群=自分の成功や業績を自らの実力であると信じる事ができない心理現象。 能力を証明できる証拠がありながらも、自らを”詐欺”とみなし、自分に自信がもてない状態の事をいう。


次回もAdRollのテックウーマンを3名紹介いたします。

元の連載記事はこちら→https://blog.a…men-of-adroll(デイビッド・ローペズ著)
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